骨や卵の殻ってコンポストに入れない方が良いって聞いたわ。よくごみとして出るのに。。。
そうだね。骨や殻は分解されにくいから一般的にコンポストに入れるのはおすすめしていないよ。
でも、とっておきの方法を使えばコンポストで分解するのを早めることができるんだ。
まじで!!早く教えなさいよ!
ひっ!いきなりキャラ変わった。こわい。。。
コンポストに入れられるものと入れてはいけないもの、コンポストを始めるときには気になりますよね。
まだわからないよ〜という人はコンポストに入れられるものと入れてはいけないものを参考にしてください。
コンポストに入れられるものと入れてはいけないもの上記の記事では鳥の骨と卵の殻は入れるのはあまりおすすめしていません。。。
なぜなら、骨や殻はなっかなか分解されずにコンポストに残り続けるからです。
私のコンポストでは半年は形もそのままで残り続けているよ(泣)
でも、今回はそれでは終わりにしないんです。
骨も卵の殻も分解できるようになるんです!!!!
早く教えて!!
それは
お酢を使うんです。
お酢。。。?
そもそも骨や卵の殻が分解しにくいのはなんで?
骨も卵の殻も、体を支えたり中身を守ったりと大事な役割をしています。
そのため組成成分にカルシウムを含ませ、組織を固くする必要があるのです。
骨はリン酸カルシウム、卵の殻は炭酸カルシウムを含んでいます。
コンポストは微生物の分解を利用して生ごみを小さくしていきますが、このかたい成分を分解していくには長い時間をかけないといけないんですね。
骨や卵の殻をコンポストに入れる前に一工夫を
チキンの骨
パーティー料理の代表格ですね。そして生ごみの大ボスです。骨は超硬いので、下処理が必要です。
必要なのは酢!!!
近所のスーパーで買ってきました。一番安いので大丈夫です。
やることはシンプル、酢に骨を一晩漬けるだけ。
そして翌日に取って、手でちょっと力を入れてみると
軟骨ポロリ、骨の両端バキリ、あっという間にこんなに細かくなりました!
この状態にしてコンポストに入れれば分解が早いです!
細かいけど、中の髄が見えるように折ると分解スピードが爆上がりするよ!
卵の殻
ケーキやお菓子作るのに卵は必須ですね。
我が家は息子が卵アレルギーのため、あまり卵の殻は出ないのですが、この記事のために買ってきました。
全部私が卵焼きにして食べたよ
殻もそのまま入れると、コンポストの中でずーっと残り続けます。こちらも下処理をしてあげましょう。
必要なのはお酢!!!(骨に続き2回目)
酢に卵の殻を一晩漬けるだけ。
骨の処理と同じですね。
卵の殻を漬けると泡が出てきます。泡の正体は二酸化炭素なので心配なく。
骨と卵の殻、成分は異なりますが両方とも酸性の液に溶ける性質を持ちます。身近にあるもので、安価、安全なものとして酢を選びました。
翌日手に取って触ってみると、柔らかくなっていてびっくり!
殻を割る時のパキッという感じではなくなり、もろもろ〜っと崩れます。
手で何回か崩して、こんなに細かくなりました!白い膜のようなのは薄皮。
あとはこれをコンポストに入れるだけです。
わかりやすくするため、今回は骨や卵を一個ずつしか入れていませんが、ぎゅうぎゅうに何個か入れても柔らかくなります。
漬けるのに使ったお酢は2〜3回使いまわせるよ
お酢が油でギトギトになっちゃったわ。どう捨てれば良いの?
要らない布やティッシュに染み込ませて可燃ごみに捨てると良いよ!
あまりにも量が多い時は?
コンポストをお休みする
翌日、翌々日の生ごみ投入を控えましょう。
生ごみがあまり出ないメニューにしたり、冷凍庫で生ごみを凍らせて後に繰り越したりできます。
生ごみ発酵促進剤を使う
コンポストをやっている人は一家に一袋持っておくといいでしょう。
生ごみが多く出て早く分解したいときにオススメです。
米ぬかを使う
促進剤よりやや効果は遅いかもしれませんが(私の経験より)、比較的手に入りやすく安価です。
精米所が近所にあれば無料で手に入れることもできます。
まとめ
コンポストで分解しにくい食品にはお酢を使うと分解が早くなるよ!というお話でした。
でも正直、今回の方法はコンポスト上級者向けです。
家から出る生ごみをゼロにしたい!という方に是非おすすめしたい方法なので、気になった方はぜひキッチンの片隅でやってみてくださいね!