コンポストってどれくらい使えるの?
容器は繰り返し使えるけど、中身の基材は使える期間に限りがあるよ。生ごみを入れられる投入期間は1〜2ヶ月、熟成期間は1ヶ月ぐらいかな。
ずっと使えるんじゃないんだ!
投入期間、熟成期間って何?
コンポストはずーっと使えるわけではありません。
生ごみを入れ続けていくと、だんだん分解が鈍くなってくるタイミングがあります。
鈍くなってきたら投入をやめて、土(基材)を熟成させる必要があるのです。
コンポストの使用期間は1〜2ヶ月
- 投入期間 1〜2ヶ月
- 熟成期間 1ヶ月
1つのコンポストで生ごみを入れられる期間は1〜2ヶ月です。
これは生ごみの投入量が1日300〜500g程度、ベランダに置けるようなバッグ型コンポスト・ダンボールコンポストサイズの場合です。
投入期間を延ばすこともできるの?
- コンポストサイズが大きくする
- 土に直置きのタイプに変える
- 生ごみを減らして1日の投入量を少なくする
をするともっと長い期間、生ごみを投入することができます。
具体的に投入期間、熟成期間でどんなことをするのか見てみましょう。
投入期間は生ごみを投入できる期間
投入期間は名前の通り、コンポストに生ごみを投入できる期間です。
投入期間は1〜2ヶ月が目安です。
1〜2ヶ月と幅があるのは、生ごみの投入量、コンポスト容器の大きさによって左右されるからです。
投入量が多い・容器が小さいほど、投入期間は短くなる。
投入量が少ない・容器が大きいほど、投入期間は長くなる。
投入期間初期の白いモヤモヤ
投入し始めて初期の頃に、白いモヤモヤが出てきて驚かれると思います。
カビちゃった!思って捨てないでくださいね。
白いモヤモヤの正体は糸状菌と言われる、コンポストの中で生ごみを分解をする微生物の一種です。
働き者の菌なので、出てきたら土の中にすき込んであげてください。
生ごみの投入量
生ごみは1日300g〜500gぐらいを目安に投入していきます。
コンポストに入れられるものと入れてはいけないものを調べたい人はコンポストに入れられるものと入れてはいけないものを参照してくださいね。
生ごみがもっと出るよ!という方はコンポストを2つ用意したり、大きいタイプのコンポストをおすすめします。
コンポストを2つ以上用意するならこちらのバッグ型コンポストが安価でおすすめです!
投入期間中の失敗事例
- 酸っぱい悪臭がする
- 虫が湧いてしまった
- 生ごみを分解してくれない
生ごみ投入をしていて、管理がうまくできていないといくつか問題が発生します。
失敗と言っていますが、しっかり対応すればだいたい元に戻りますので、心配しすぎないように。
どんな失敗例があるのかどんな対応をしたらいいのか、コンポストの失敗と対策まとめに詳しくまとめていますので合わせてどうぞ。
投入期間終了の合図
生ごみの投入を1〜2ヶ月続けていくと、生ごみを入れてもあまり分解をしなくなってきます。
この地点まで来たら、投入期間終了の合図です。生ごみを投入するのをやめて、熟成期間に入ります。
これ以降生ごみを投入することができないため、投入期間が終わるかなと思ってきたら次のコンポストを用意しましょう。
実際の生ごみ投入期間の観察記録も作っています。どんな感じか知るのに参考になると思います。
【観察記録】LFCコンポストガーデニングセット3週間生ごみ投入期間の記録熟成期間はじっくり寝かせる期間
熟成期間はコンポストの中の微生物がじっくり時間をかけて生ごみを分解しきるまでの期間です。
この期間は生ごみは入れず、ときどき中をかき混ぜたり、水分調整だけします。
1週間に1、2回ほど基材の水分量を確認して、乾燥しているようだったら水をあげてくださいね。
適正水分量は50〜60%、手でぎゅっと握って、放したらモロっと崩れるぐらいの固さの状態です。
熟成期間は特に終了の合図はないので、1ヶ月経ったら熟成を終わりにします。
熟成期間の観察記録も作りました。合わせてどうぞ。
【LFCコンポストガーデニングセット】3週間熟成期間の記録熟成期間のあとは堆肥として利用
投入期間、熟成期間を経て完熟したコンポストは、堆肥として使用できます。
畑や庭、プランターでも使用できますが、肥料成分が濃縮されているため他の肥料と同様に土と混ぜて使用してくださいね。
まとめ
生ごみ投入前と比べて、土が黒っぽくなっているのがわかります。良い堆肥になった証拠ですね。
- 投入期間 1〜2ヶ月 (生ごみを投入をする)
- 熟成期間 1ヶ月 (じっくり寝かせる)
期間によって作業が変わるので、投入期間、熟成期間の違いを知って、コンポストから栄養たっぷりの堆肥を作りましょう。