コンポストなんだか続かないなあ〜
わからないこといっぱいだし、堆肥がどんどんたまっていくし
コンポストってもくもくと一人でやっていくにはしんどいときあるよね。
コンポストは最初の始めるハードルを乗り越えても、やっぱり続けていくのが大変になってしまう人も多いようですね。
そこで私がオススメしているのはコンポスト仲間を作ることです。
まずは自分と同じようにコンポストをやっている人を見つける。
さらに堆肥を集めてくれる拠点があると気軽に交流できたり相談に乗ってもらえることもできるね。
え、それは理想すぎない?
僕、友達もいないし引きこもりだし。。
あるんだよ、現実に!サブスクで叶えることができちゃうんだよ!!
(というか友達いないのと引きこもりは別の問題な気がする。。)
コンポストのサブスクサービスは、東京都中野区にある輝心堂(きしんどう)が始めたサービスです。
- コンポストバッグ、基材の提供
- コンポストの相談
- コンポスト堆肥の回収
を全てまるっとできるサービスです。
しかも価格は月額980円(税込)!!
おお、初めから終わりまでできるのめっちゃ嬉しい!
輝心堂(きしんどう)
どんなところ?
輝心堂(きしんどう)は国産オオクワガタの生体や菌糸瓶(幼虫さんの寝床やエサになるもので広葉樹のオガ粉にきのこの菌を入れたもの)を販売しているお店です。
オンライン販売もされているので、気になる方は公式HPもぜひチェックしてみてくださいね。
区民センターから徒歩5分ほど、お店の前にドンと置いてある回転式コンポストが目印です。
メインは昆虫や菌糸瓶の販売ですが、なんとコンポストバッグ、コンポスト基材販売もされています。
え?どういうつながり?
ふふっ、それには深〜い理由があるんだよ。
なぜ昆虫屋さんがコンポスト?
菌糸瓶の元になるきのこの菌床は、実はきのこの栽培が終わったら捨てられてしまうのです。
きのこの菌床の実物も見せていただきました。(菌床自体はビニールで覆われており、切れ目が入っているとこにキクラゲが植わっていたそうです。)
きのこ園では大量の菌床の廃棄が発生するため、廃棄費用も莫大に。。。
なんとかならないのー
そこで使用済みの菌床に活路を見出したのが、輝心堂(きしんどう)店主のじゅんちゃん。
栄養満点の菌床をコンポストの基材として利用できないか考え、きのこ園のオーナーと長年の交渉の末、実現しました。
それがこちらです!
輝心堂のコンポスト
シンプルな黒のバッグで、コンポストバッグ界(?)ではあまり見ないコンパクトサイズです。
ハンドクリームと並べてみました↓
小さいね!生ごみ入りきるかなあ?
確かに、普段料理する人にはちょっと小さめなサイズだね。
でも、コンポスト初心者の人にとって、ちょっと試してみたいかもという人にはちょうど良いサイズだと思うよ。
茶がらやコーヒーの粉、排水口にたまってしまった調理くずなどから入れていくのが良さそうですね。
中身はこんな感じです。
あ!さっき話していた菌床だね
そう、正確にはブロック状に固められた菌床を崩して、おがくず状に戻したものだね
基材だけもらうこともできるので、もっと生ごみ投入量を増やしたい人は、大きい入れ物を自分で用意して利用しているよ。
コンポストがいっぱいになったら(分解しにくくなってきたら)、回収拠点の東中野区民活動センターに持っていきましょう。
東中野区民活動センター
どんなところ?
東中野区民活動センター(以下:区民センター)は東京都中野区にあり、地域の人たちが交流したり、地域の自治活動ができる施設です。
あー!公民館的な?
ちょっと公民館とは運営のされ方が違うみたい
行政の公務員の運営ではなく、その地域の町会が区から運営委託されて区民センターの運営をしています。
区民活動センター区域の住民等で組織された区民活動センター運営委員会は、区から地域活動支援の業務委託を受け、地域団体の支援や地域情報の発信、地域課題の解決に向けた事業の企画・運営を行っています。
中野区ホームページ
まさに区民の区民による区民のための活動だね
東中野区民活動センターの場合、東中野四丁目町会、東中野五丁目小滝町会の代表者達によって運営されています。(区民活動センター公式ページより)
そしてこの施設、結構チャレンジングなこともしています。。。
えーなになに!!すごい気になる!
なんと世界一臭い食べ物で知られるシュールストレミングを開封するイベントを広場でやっていました。
やばーーーーー!
新しいことを積極的に取り入れてみようという姿勢が、区民センターを盛り上げているのかもしれませんね。
地域の子供達もよく訪れてくれているそうです。
区民センターにある広場もとてもキレイに管理されていて、イベントをやったり、小さな子供を遊ばせるのにも良さそうな素敵な場所でした。
拠点にある回転式コンポスト
この施設にもこれが置いてあるんです。
そう、回転式コンポストです。
中を開くとこんな感じ。
土のように見えるのが基材、生ごみのようなものもちょっと見えますね。
これはサブスク登録者さんたちが入れてくれた堆肥です。
学校帰りに区民センターに立ち寄る小学生達が回転式コンポストを回してくれているそうで、攪拌もバッチリできています。
そして完熟した堆肥は区民センターの敷地の花壇で有効活用されているんですね。
今は球根が植わっている状態なので、春先にいろんなお花が咲く予定です。
めちゃくちゃ出来上がってるやん、仕組みが
急な倒置法と、使ったことない言葉使うじゃん
コンポストのサブスクサービス
コンセプト
このコンポストサブスクサービスのコンセプトは「100%失敗しないコンポスト」
ひとりでコンポストをするのではなく、地域の人たちと協力してできるコンポストですね。
相談できる仲間もできて、堆肥を回収してくれる場所も提供しています。
定期的に回収拠点に行くので、管理者さんに相談できたり他の利用者さんとも交流できるんだね。
システム
- 輝心堂で、サブスクに登録しコンポストバッグと基材を受け取る
- 自宅でコンポストをする(2〜3週間)
- 輝心堂もしくは区民センターの回転式コンポストに使用済み基材(堆肥)を入れる
- 新しい基材をもらう
サブスクに登録するだけで、コンポストで行き詰りやすいポイントがほとんど解消されるのです。
堆肥を回収してくれるのが一番嬉しいかも。
このシステムを地域の人たちと継続していくことで、自分の住んでいる地域の生ごみを減らしていくことができます。
時代に合ったサステナブルな仕組みですね。
コンポストサブスクサービスの詳細は現在ホームページ作成中とのことなので、出来次第お知らせします。
お試しモニター募集中♪
区民センターでは1ヶ月のお試しモニターを毎月5名募集しています。
まずはモニターから試してみて、気に入ったらサブスク登録するのもいいですね。
モニター登録など詳細は東中野区民活動センターおかのうえデスクにお問い合わせください。
リピーターさんもいて、毎月満員御礼とのこと。
まとめ
コンポストのサブスクサービスについて紹介させていただきました。
コンポストは地域活動と相性が良く、コミュニティコンポストという言葉があるぐらい地域密着型の取り組みが広がってきています。地域と連携してみんなで一緒に続けていけるような仕組みを、これからも増やしていきたいですね。
(2024/11追記)地域循環コンポストの公式HPができました。よかったらこちらも見てくださいね。