よし!コンポストを始めよう!!
あれ、でも生ごみを入れて混ぜるだけでいいの?
どれくらいの量入れてもいいの?
そのまま入れちゃっていいの?
コンポストの使い方って簡単だけど、実は気をつけないといけないことがあるから、ここでしっかり説明するよ。
大学でコンポストを学び、コンポストの本を読み漁って実戦してきた私(なっしー)が、基本のコンポストの使い方をわかりやすく解説していきます!
コンポストってやってみないとわからない!ってところが多いので、トライアンドエラーの連続ですが、それ含め今までの経験と合わせてお話ししていきますね。
コンポストの基本の使い方を知っておくと大きな失敗は回避できます。
ぜひ参考にしてくださいね。
生ごみコンポストの使い方
コンポストにもいくつか種類があるのですが、今回はユーザーの多いバッグ型コンポストとダンボールコンポストの使い方を解説して行きます。
庭や畑がなくても、ベランダでできる気軽に始めることができるコンポストです。
コンポストに入れる生ごみの下処理をする
コンポストに入れる生ごみは多くても1日500g(キャベツ1/2ぐらいの重さ)までにしましょう。
バッグ型コンポストの場合、コンポストバッグの説明書に適正量が書いてあるよ。
そして大事なのがコンポストに入れる前の生ごみの下処理です。
大きく3つあるのですが、ケースバイケースで環境や生ごみの種類によって異なります。
- 水気をよく切る
- 細かくする
- 火を通す(焼く、茹でる、お湯をかける)
とてもシンプルなことですが、コンポストで生ごみを分解する速さが格段に変わります。
生ごみの水気をよく切る(必須)
コンポストの水分量は40〜60%に保ちたいので、水がしたたる状態でしたら絞りましょう。
カラッカラにまでしなくていいので、手でぎゅっと絞るだけで大丈夫です。
生ごみをあまり触りたくない方は、専用のザルを用意して水を切るのも良いでしょう。
特に夏は水気の多い生ごみが出がち。絞るかザルにおいて水気を切るのがおすすめ!
生ごみを細かくする(推奨)
コンポストに入れる前に生ごみを細かくしておくと、コンポストの中の微生物が分解しやすくなるので、生ごみの分解スピードが上がります。
手で裂いたり、包丁で1〜2cmぐらいの大きさに切ったりします。
特に寒い時期は分解スピードが落ちるので、ぜひ細かくすることをおすすめします。
私のおすすめはブンブンチョッパー。お手軽に細くすることができるよ。
これが↓
こうなります。
これぐらい細かくできれば、1、2日であっという間に分解されます。
ちなみにスイカの皮の下処理方法も紹介しています。気になる方はぜひ。
【夏の生ごみ問題】スイカの皮をコンポストにする方法火を通す(肉、魚の生ごみは必須)
コンポストの土(基材)でしっかり覆っても、肉や魚などの生ごみは臭ってしまいます。
臭いがもれると虫や動物が寄ってきてしまうので要注意です!
生ごみに火を通すことで、臭いも軽減できる上に分解が早くなります。
生ごみのためにフライパンや鍋を汚すのちょっと抵抗あるかも。。
熱湯だけ作って、生ごみにかけるだけでも効果あるよ。
これだけでも臭いはほとんどなくなりますし、脆くなるのでスコップでザクザク細かくすることもできます。
あと傷んでしまった野菜(特に根菜)も茹でてから出すのもおすすめです。
青くなったジャガイモをそのままコンポストに入れても1週間以上消えませんでしたが、野菜炒めを作ったフライパンで茹でてから入れたら2日で無くなりました♪
ゆで汁で油汚れも取れて一石二鳥!
生ごみを入れる
ダンボールコンポストやバッグ型コンポストは狭いので、穴を開けるというよりは、左右どちらかに基材を寄せる感じになります。
左に生ごみを入れたいので右に基材を寄せています。
左側に生ごみを入れます。
1日では生ごみは分解しきれないので、左右に分けて2日間分解する時間を作ってあげます。今日は左側、明日は右側、といったように投入していきましょう。
こうして2日経って分解されたらまた新たに生ごみを投入します。
正直先日の生ごみが残っていることが多いけど、次の生ごみを入れても問題ないよ。
生ごみを基材と絡めるように混ぜる
基材に微生物たちがたくさん住んでいますので、生ごみと基材の接触が多くなるように、生ごみに基材を絡めるように軽く混ぜてください。
ちょっとわかりにくいですね〜拡大してみましょう。
生ごみと基材がしっかり混ざっていますね。
容器全体ではなく、今回入れた側だけをスコップの先で優しく混ぜてあげる感じです。
生ごみを基材で完全に覆う
生ごみが完全に見えなくなるように基材で覆いましょう。
生ごみが露出したような状態だと、そこから臭いがしたり、虫が寄ってきてしまうので気をつけましょう。
コンポストの蓋をしっかり閉める
バッグ型コンポストはチャックを、ダンボールコンポストは布のカバーを、しっかり閉めましょう。
虫が入ってくる経路はなるべく遮断します。
うっかり開けたままにしていたり、風でカバーが外れて閉まっていたりすると、虫に卵を産み付けられてしまうので、要注意です。
もちろん虫が発生してしまった場合の対策もあるのでこちらを参考にしてくださいね。
コンポストの失敗と対策まとめ(臭い・虫・分解しない)まとめ
とてもシンプルな内容でしたが、毎日のコンポスト作業では意外と抜けがちなことです。
- コンポストに入れる生ごみの下処理をする
- 生ごみを入れる
- 生ごみを基材と絡めるように混ぜる
- 生ごみを基材で完全に覆う
- コンポストの蓋をしっかり閉める
今回の使い方を実践し続けていくことで、失敗しにくいコンポストができていきます。
コンポストの経験値が上がるほど、分解が早い健康的なコンポストが仕上がっていくのです。
ぜひ参考にしてくださいね。困ったことがあればお気軽にコメントもお待ちしています。